光華女子学園

今月のことば

平成13年のことば
須(すべか)らく、自己を省察すべし、
大道を知見すべし。(清沢満之「絶対他力の大道」)

自らを省みず人の道(人道)を説く大人は多い。それについて異議を挟むつもりは毛頭ない。なぜなら、宗教はある意味で人の道など説いていないからだ。そして、人の道を説くだけならばわざわざ宗教を持ち出すこともなかろう。事実、そんなもの知らなくとも人は臆面もなく人の道を説いている。しかし、大道(仏道=人が仏に成る道)は違う。なぜなら、ともども生死輪廻の陥穽(かんせい)(落とし穴)に落ち込むことになるからだ。親鸞もまた、深く自らを省み、仏知見を開いて後、他者に仏の道(大道)を説いたことはよく知られている。このように、宗教においてまず問われるべきは自己自身だということを私たちは心に銘記すべきかもしれない。「仏道をならうというは、自己をならうなり」と言ったのは、同じ鎌倉仏教史を彩った道元であったことも付け加えておこう。

過去のことば

2017年

11月

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

11月

2010年

2009年

12月

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年

2000年

ページトップへ