みずから法に帰依したてまつる 「三帰依文」
2005.03.18
仏の教えに自発的に帰依することを表明した者を、「仏教徒」と称します。
仏教徒としての二番目の証(あかし)が、「法」に帰依するということであります。
「法」とは、二千五百年前のインドに実在された仏陀が発見された、この世の理法のことです。具体的には「諸行無常 諸法無我 一切皆苦」という普遍的なこの世の原理を指し、それをさまざまな事象に展開して説明したのが、仏教の経典であります。それゆえ、仏教経典は「法蔵」すなわち「教えの蔵」と呼ばれるのです。
この仏教の教えに帰依することによって、 涅槃(ねはん) 寂静(じゃくじょう)なる安楽の世界に到り着くことができるのです。(太)