学園案内

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理事長メッセージ

悠かな光 つながる心

光華女子学園 理事長 阿部 敏行
光華女子学園 理事長   阿部 敏行

光華女子学園は昭和14年、東本願寺の故大谷智子裏方(昭和天皇妃-香淳皇后-の妹君)の「仏教精神に基づく女子教育の場を」との願いによって設立された真宗大谷派の宗門関係学園です。校訓を「真実心」と掲げ、教育の基本を仏教、なかでも親鸞聖人が明らかにされた浄土真宗の教え、すなわち「生かされ生きていることの自覚」による人間形成に置いています。向上心(=精進)、潤いの心(=慈悲心)、そして感謝の心、すなわち「光華の心」を大切にする人間の育成であります。創立以来75年、この建学の願いを基に教育展開につとめ、お蔭さまで現在では幼稚園から大学・大学院まで学齢に空隙なく人間教育を行う総合学園として発展してまいりました。

さて、学生生徒の平成26年度の活動を振り返りますと、大短においては、「社会人基礎力育成グランプリ2015近畿地区予選大会」において、短期大学部ライフデザイン学科チームが準優秀賞を獲得しました。また、右京区役所主催「右京区まちづくり支援制度(大学・学生枠)」において本学から応募した「光華子育て支援かがやき隊」他4件が、平成26年度支援事業として選定されました。さらに今年度も大学院生による、石巻市の震災被災者へのこころのケアボランティアも継続されています。中高においては、SPP(サイエンス パートナーシップ プログラム)に取り組む高校生が、大阪府立大学主催「第3回ハイスクール放射線サマークラス」で成果発表を行い、審査員特別賞を受賞しました。高校スキー部は近畿高校スキー選手権大会で14連覇を達成、中学ソフトテニス部は全国大会の個人戦で5位に入賞、創部1年目で高校吹奏楽部が関西で銀賞受賞、中学吹奏楽部が京都府で金賞を受賞する等輝かしい成績を残すことができました。これらはその極一部ですが、各方面で目覚ましい活躍が見られました。嬉しい限りです。

ところで、私学を取り巻く環境は年々深刻さを増し、厳しくなっております。18歳人口が減少している中、最近では「2018年問題」と言われておりますが、2018年から2025年までのわずか8年間で約10万人のさらなる人口減少が起こり、本格的な18歳人口の減少期に突入いたします。当然のことながら、少子化は低学年から進んでいます。このような状況の中、他学はサバイバルを生き残るため、必死で改革に取り組んでいます。もちろん本学園も「原点回帰」をスローガンに、今こそ、本学園創設者の大谷智子裏方の想いを新たに、総合学園としての使命をしっかりと果たすべく、大学をはじめ各設置校園において、他学との違いを構築し自らの特色を鮮明に打ち出すさまざまな改革に取り組んでまいります。

大学では今年度から、これまで短期大学部で保育士や幼稚園教員の養成で培ってきた経験をさらに発展させ、こども教育学部を新たに開設いたします。さらに、看護学のさらなる発展に寄与できる高度な看護者、教育・研究者の養成を行う場として、大学院看護学研究科を開設いたします。一方、初・中等教育においても、今まで以上に一貫教育の推進を、とりわけ文部科学省が2020年度を目途に推進を予定しているグローバル化に対応した英語教育改革実施計画を昨年度に引き続き、小中高連携して先行実施いたします。電子黒板を一昨年度に中高各教室、昨年度に小学校各教室に導入し、ICTを活用した授業展開を行います。また、就学前教育においては、社会・保護者等のニーズに応え、地域子育て支援事業の一環として、延長保育や満3歳児保育を本格的に実施いたします。

このように、総合学園としての強みを発揮し、学生生徒だけでなく、設置校を越えて全教職員が連携し、一貫した「光華教育」の実践に邁進してまいります。併せて、地域との連携をさらに強化し、産官学連携による地域の活性化、地域との共生等の推進をはかる地域拠点として、その存在価値のさらなる向上にも努めていく所存です。今後とも変わらぬご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

合掌

平成27年4月