2026年度 学園改革に関する記者会見を開催しました
2025.03.19
2025年3月12日(水)、本学 慈光館 太子堂において、「学校法人光華女子学園」の教育体制に関する大幅な改革について記者会見を開催しました。
会見では、阿部恵木理事長より、今回の改革に至った背景や本学園の歴史、そしてこれからの社会で求められる教育の在り方についてご説明しました。また、男女共学化、校名変更、新学部設置に込めた想いを語り、具体的な教育改革の内容やこれからの時代に必要とされる人材育成のビジョンについてもお伝えしました。
会見には報道関係者や教育関係者など、多数の方にご参加いただきました。質疑応答では、男女共学化の経緯や男子学生の受け入れに向けた取り組みなどのご質問を頂戴し、それぞれ一つ一つ丁寧にお答えする形で進行いたしました。
また、本学園が目指す『WELL-BEINGな社会の共創』という教育方針を示し、今後の教育の方向性について広く理解を深めていただく機会となりました。
阿部理事長は会見の中で、「本学の建学の精神は、仏教精神に基づく教育です。それは『自分とは』という深い人間理解を問いかけるものであり、自分とは凡夫(消し難い煩悩とともに生きるただの人間)であるということへの気づきを促す教育です。この自分とは凡夫であるということに頷けたとき、これまでと同じ世界を生きているにも関わらず、見える世界の景色が変わる、すなわち自分も他者もただの凡夫であり、同じ世界を生きる『同朋』であると受け取れる世界が拓けるのです。現代社会の多くの課題は私たち人間の欲望が生み出したものです。しかしそれは『私=凡夫』に問われている課題なのだと理解し、その理解を持った一人ひとりがこの社会を変えていこうという意思をもって共創を始めた時、この社会は変わり始め、健やかに暮らしたいという人間の本質的な願い:WELL-BEINGに近づいていくのだと思います。京都光華は、STAY BONBU, CO-CREAT WELL-BEINGを掲げ、京都一WELL-BEINGな人と社会を共創する学園を目指してまいります。」と改革への強い決意を語りました。
ご参加いただきました皆さま、日頃よりご支援くださっている皆さまには、心より感謝申し上げます。本学園は共学化を新たな転機として、仏教精神を基盤とした教育をさらに充実させ、より多くの人々が笑顔で暮らせる「WELL-BEINGな社会」の実現を目指します。今後とも一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。