光華女子学園

今月のことば

2月のことば

 本学園の校名「光華」にある「光」という言葉は、仏教において智慧を象徴します。では、その智慧としての光は、私たちの日常のどんな場面で感じられるのでしょうか。
 年末、父が命終したことをきっかけに、私はこの問いを改めて見つめ直しました。
 父は生前、「宇宙が闇いのは、光が足らぬからではない。光を碍げるものがないから冥いのだ。」という言葉を教えてくれました。浄土はすでにここに満ちているにもかかわらず、その光に生きられない私自身の姿に気づかされます。
 さらに父はこうも言いました。
 「自家発電の光では人は救われない。」
 仏教を深く学び、自力を超えたはたらきの確かさを知っていた父らしい言葉です。

 また、父の生き方を思うと、先に浄土へ還られた母の書いた詩がよみがえります。

 「私の行方にたちふさがっていた壁が、ナムアミダブツの風に吹かれてパタンとたおれたら、壁のむこうにも広々とした明るい道がありました。」

 この詩は、光とは「本当のもの」「本当のこと」に気づかせてくれるはたらきなのだと教えてくれます。

 建学の精神に込められた光は、単なる知識ではなく、私たちが本来の姿に気づくための智慧です。その光に照らされながら、教育の場が常に問い直され、磨かれ続けることの大切さを、今あらためて深く心に刻みたいと思います。

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