平成30年度 学園長賞表彰式を行いました
2018.10.24
10月23日(火)、平成30年度 学園長賞表彰式を行いました。
学園長賞は、本学園の在学生で、学業・文化・スポーツ等において特に優秀な成績を修められた方や、ボランティア活動等で地域に貢献などをされた方を表彰する制度です。
今回は、個人で13名、団体で3団体が表彰され、学園長から表彰状と記念品が贈られました。
学園長は、「今回の結果が得られたのも自らの努力だけでなく、周りの仲間や家族、ご指導いただいている先生方に感謝することも忘れないでほしい、また努力した結果も大切であるが、普段の生活においても光華の心を持って、周りへの感謝、思いやりの心を持って過ごしてほしい」とお祝いの言葉を贈られました。
受賞者からは、「今後もさまざまなことに積極的にチャレンジしていきます」と力強い宣誓がありました。
入賞者の皆さんのますますのご活躍を期待いたします。
第2回KOKA ENGLISH CONTESTを開催しました
2018.10.03
9月29日(土)、第2回KOKA ENGLISH CONTESTを開催しました。
本コンテストは京都新聞、株式会社わかさ生活、株式会社京都銀行、株式会社ECC、リアリーイングリッシュ株式会社、京都府教育委員会、京都市教育委員会にご後援をいただき、光華小学校・京都光華中学校・京都光華高等学校・学校法人光華女子学園が昨年度から開催しています。
英語を学ぶ子どもたちに、日頃の成果を発表する機会を提供することで、英語での表現力、コミュニケーション力を高めるとともに、英語を学ぶモチベーションの向上に寄与することを目的としています。
当日は、一般の方にもお越しいただき、約90名の方にご参加いただきました。
予選を突破しこの日の本選に進んだのは幼稚園・保育園児から中学生まで15名。
しっかり前を向いて話す堂々とした様子や発表に詰まってもすぐに立て直す冷静さなど、日頃の学習とこのコンテストに向けて積み重ねてきた練習の成果を披露してくれました。
コンテスト出場者の発表後には、京都光華中学校・京都光華高等学校の生徒によるプレゼンスピーチも行われ、4名の生徒が授業での取り組みをテーマに発表を行いました。
京都外国語大学教授 ジェフ バーグランド先生を講師にお招きした記念講演では、英語と日本語のコミュニケーションの違いや英語の学習に大切な“ながら英語学習法”についてご紹介いただきました。会場も巻き込んだ分かりやすくユーモア溢れるお話に、参加者は笑顔で聞き入っていました。
【表彰結果】
◆暗唱の部A 幼稚園・保育園(年少)~幼稚園・保育園(年長)
金賞 植本 一翠 さん(年長)
銀賞 田中 美良 さん(年長)
◆暗唱の部B 小学校(1年生)~小学校(4年生)
金賞 藤野 優衣 さん(小3)
銀賞 小薮 結愛 さん(小4)
◆暗唱の部C 小学校(5年生)~中学校(2年生)
金賞 中野 まり珠 さん(小5)
銀賞 山田 悠綺 さん(小6)
◆わかさ生活賞
椿 心結希 さん(年中)
◆京都銀行賞
田中 佐蘭 さん(小2)
◆ECC賞
寺田 菜那 さん(中1)
◆リアリーイングリッシュ賞
堀部 菜々美 さん(中1)
無明長夜(むみょうじょうや)の燈炬(とうこ)なり智眼(ちげん)くらしとかなしむな
2018.10.02
お釈迦さまが亡くなられて後、仏法はそのありさまから、法(教え)・行(修業・実践)・証(悟り)が満たされている正法の時代、教えと行はあるが証のない像法の時代を経て、教えだけがあり行も証もすたれた末法の時代になり一万年続くと考えられました。日本では、永承七年(1052)が末法元年といわれ末法の時代に入ったとされています。謂わば救いのない、暗闇の世界の到来と信じられました。その頃の日本は、現実にも各地で戦があり、さらには大地震や冷夏など自然災害が起こり、飢饉が頻発,伝染病が流行、人々の生活は悲惨な状態にあり、出口の見えない暗闇の世界で、まさに末法の世を実感させられる時代でした。
こうした中、親鸞聖人は人々の救われる道を求めて修業の日々を送られました。そして、末法の世でも衆生を救ってくださる阿弥陀仏の本願を信じて、念仏することのほかに救われる道はないという法然上人の教えに遇われたのです。親鸞聖人は、この時の自らの求道の変化を「雑行を棄てて本願に帰す」と述べ、以降、本願念仏の行者として生き、獲得した念仏を広め、その教えを多くの著書や和讃として後世の人々に遺されました。
今月の言葉は、親鸞聖人が、行も証すたれた末法の時代に衆生を漏らさず救ってくださる阿弥陀如来の本願を讃え詠まれた『正像末和讃』の一説です。この和讃は「いつ明けるかもわからないほどの長い無明の闇の中にも、私たちを照らし包んでくださっている大きな灯火(阿弥陀仏の本願) があります。だから、自分は聡明な智恵の眼がなく、悩み、苦しみ、迷いから逃れることができないと、悲しまなくてもいいのです。」と詠んでおられるのです。
今を生きる私たち、この和讃の意(こころ)を尋ね、阿弥陀仏の本願につつまれて生きる自らの生き方を見つめていきたいものです。(宗教部)