新型コロナウイルス感染者の発生について(第1報)
2020.07.31
2020年7月31日(金)、本学学生1名(20代・女性・京都府在住)が、PCR検査の結果、新型コロナウイルス感染症の陽性と判定されました。
*この度、陽性と判定されました学生の一刻も早い回復を願っております。
*感染した学生、ご家族様および関係者の人権尊重と個人情報保護にご理解とご配慮をお願い申し上げます。
*行動履歴から所轄保健所の指導に従い、感染が懸念される方については既に個別に連絡・対策を講じています。
判明した同日より、本学は京都府・京都市・所轄保健所などの関係機関と連携し、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のために必要な対策を講じ、感染拡大防止などに努めております。これまでも注意喚起8報をだして、学生・教職員に注意を呼びかけてきたところではありますが、今後も引き続き、一人ひとりが感染しない、感染させない行動を徹底するよう、より一層啓発に努め対策等を講じて参ります。
現在、本学では原則オンライン授業としながら、「京都光華女子大学 再開ガイドライン」により感染拡大に最大限注意しながら特例として対面による演習・実習などの授業を行っておりますが、これについては変更ありません。
京都光華女子大学
【本件に関するお問い合わせ】
報道関係者の方:広報担当 075-325-5493
上記以外の方 :学園運営部 075-325-5206
学園創立80周年「わたしと光華」みんなのメッセージ募集
2020.07.21
学校法人光華女子学園は2020年9月15日で創立80周年を迎えます。
本学園では卒業生をはじめ、有縁の皆さまと共に、80周年の節目をお祝いしたいと考えています。
そこで皆さまにお願いがあります。
80周年記念サイト上で広く皆さまからのメッセージを募集いたします。
光華での思い出や近況、友人に向けたメッセージ、これからの光華への期待や想いなど、80周年を迎える「光華」に対するメッセージをお寄せください。
いただいたメッセージはホームページ上へ掲載いたします。
情報の提供はメッセージ専用フォームから投稿いただくか、下記宛先にはがきまたは封書、Eメールにてご送信ください。
【メッセージ専用フォームはこちら】
【連絡先】
〒615-0861 京都市右京区西京極野田町39
学校法人光華女子学園 企画財務部内「80 周年記念事業推進プロジェクト部」 宛
E-mail:sougou@mail.koka.ac.jp
本学園の旧正門および石垣、旧通用門および石垣が、国登録有形文化財(建造物)に登録されることになりました
2020.07.20
2020年7月17日、本学園の南門の旧正門および石垣、旧通用門および石垣が、国登録有形文化財(建造物)として登録されることとなりました。
今回登録される旧正門・通用門および石垣等は、1941年(昭和16年)に校舎と共に建設された高等女学校の正門等で、戦時中鉄扉を供出したため木製の扉となりましたが、その後再び鉄扉となりました。
五条通りの開通にともない、正門は五条通側に移されましたが、南門として現在でも小学校・中学校・高等学校の児童・生徒が利用しています。
これからも南門・通用門の門柱と石垣を大切に利用し、将来に引き継いでまいります。
【登録有形文化財(建造物)】
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって,保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を,文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。
この登録制度は,近年の国土開発や都市計画の進展,生活様式の変化等により,社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので,従来の指定制度(重要なものを厳選し,許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。
文化庁ホームページ 有形文化財より抜粋
文化庁ホームページはこちら
如来、世に興出したまうゆえは、ただ弥陀本願海を説かんとなり。 親鸞聖人『正信念仏偈』
2020.07.01
今月の言葉は、親鸞聖人がその著『教行信証』の行巻の末に添えられた、念仏の教えを正しく信ずるための道理を顕わされた偈(うた)『正信念仏偈』にある言葉です。如来(お釈迦さま)が、この世に興出された(生まれられた)理由は、ただ、阿弥陀如来の海のように深くて広い本願の教えを説かんがためである。との意味です。この言葉は、親鸞聖人が「それ真実の経を顕わさば、『大無量寿経』これなり。」(『教行信証』教巻)と位置付けられた『大無量寿経』」のお釈迦さまの「出世本懐」(この世に生まれた理由・目的)のところに「群萌(衆生)を拯(すくい)恵むに真実の利(阿弥陀如来の本願の教え)をもってせんと欲してなり」と説かれています。
親鸞聖人は、二十九歳の時、この阿弥陀如来の本願念仏を信じ、その教えを人々に勧められる法然上人に出遭われ、それまでの自力往生の修業の道から、阿弥陀如来の本願念仏に身を任せる他力往生の道に回心(えしん=心の変化)されました。煩い・悩みから逃れられず、迷いの生活をしているのが人間(衆生)であり、親鸞聖人自身もその例外ではないとの目覚めがあったからと思われます。群萌の一人として自力往生の及びがたき身の親鸞聖人にとって、お釈迦さまの説かれた阿弥陀如来の本願による救いの教えは、まさに「恵」であり、救われるとの確信であったと思われます。そして、その教えをこの私、親鸞にまで伝えて下さった印度・中国・日本の七人の高僧方へのご恩と、教えとの出遭いを親鸞聖人は、深く喜ばれました。その「喜び」と「正しい信」を願って詠われたのが『正信念仏偈』なのです。親鸞聖人にとって、お釈迦さまはたまたまこの世界に生まれられ、たまたま仏になられて、人びとに教えを説かれた、ということではないのです。阿弥陀如来の本願を顕らかし、私たち衆生を救わんとの願いで生まれられたにちがいないと領解されたのです。
私たちは「師」や「教え」、多くの人々と出遭ってきました。その出遭いが自身の人生にいかなる意味をもつのか考えてみたいものです。(宗教部)