光華女子学園

新校舎の竣工式を挙行しました

2022.03.25

3月22日(火)、学園関係者および設計・施工関係者等の列席のもと、五条通り南側校地に建設していた光華小学校・京都光華中学校・京都光華高等学校の新校舎の竣工式を挙行しました。

 
竣工式は、勤行に始まり、本建設に当たりご尽力いただいた株式会社安井建築設計事務所、株式会社スペース、株式会社鴻池組の各社へ、阿部理事長から感謝状が贈られました。阿部理事長の挨拶の後、新校舎前で学園幹部や工事関係者によるテープカットを行いました。

 


新校舎は経典『仏説観無量寿経』にある文言「天下和順日月清明風雨以時災厲不起国豊民安兵戈無用崇徳興仁務修礼譲」からとられています。児童生徒たちが、和があり温かみのある同朋の関係性の学び合い、穏やかな未来を創っていってほしいという願いに基づき、「和順館」と名付けられました。
阿部理事長は挨拶でこの名称について、単に穏やかでありましょうということではなく、この校舎で学ぶ子どもたちが仏さまの働きを大切にする本校での学びを通し、自らの知恵では和順たりえない私たちの姿に気づいてほしい。そして、同朋としての歩みを踏み出し、和らぎのある生活を過ごされ、心豊かに成長されますことを願っていますと語られました。

 

今回、完成した新校舎「和順館」は、「光華ビジョン2030」から、「ワクワク感」をベースとして「光華らしさ」「京都らしさ」「環境への取り組み」をキーワードに、コンセプトを「光のもとで学ぶ、現代の寺子屋」として、かつて子どもたちが思い思いに楽しみ、学びあった“寺子屋”をモチーフとした空間を展開しています。
小学生と中学生の普通教室、コモンスペースを配置するほか、1階にはアクティブラーニング等の学習にも対応可能なスペースとして多目的に使用できるホール、2階にはライブラリー、東館側には音楽スタジオ、工作スタジオを設置し、3階は東館と新棟西側にかけて、伝統文化教室ゾーンを形成、4階は小学校・中学校の理科教室と、先進的な学習環境、行き届いた安全・衛生・エコ環境、地域のランドマーク的外観を有する施設となりました。
異学年交流学習等の多様な学習形態に対応した学習活動ができる教育空間施設とし、小学校・中学校・高等学校が連携して取り組む12年間を見通した教育に相応しい柔軟な教育環境に整備されました。

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