光華女子学園

2018年度「涅槃会」を開催しました

2019.02.20

2月15日、本学園 慈光館太子堂にて、釈尊(お釈迦様)入滅の日(=ご命日:2月15日)に、釈尊への報恩の意を表し、み教えを改めて聞思する機会として、涅槃会が行われました。
参加者は在校生を代表して中学1年生と教職員でした。
 
司会より、本尊の脇に掲げられた大涅槃図を観ながら、お釈迦様が、出家をされ、お悟りを開かれたことや、沙羅双樹のもとで亡くなられた様子についての説明がありました。
音楽法要、勤行に引き続き、藤谷 ゆう学園宗教部員による法話が行われました。
 
法話では、お釈迦様の弟子の一人である周利槃陀伽のエピソードをお話されました。周利槃陀伽は自分の名前まで忘れてしまうほど物覚えが悪く、周りからも駄目な弟子だと言われ、そんな自分を愚かに感じていましたが、お釈迦様に言われたとおり、「塵を払い、垢を除かん」と称えながら掃除するうちに、「塵と垢」は、教えを聞いて、たくさん知識をつけることが良いことだと思っている自分の執着心であるということに気づきました。
仏教の教えを聞くということは、このように自分を見つめ、自己と向き合っていくことである、とお話され、最後に「涅槃会に参加することで、お釈迦様のみ教えを学び、自分自身を見つめなおす機会としてほしい」と結びました。
 
 

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