2024年度「成道会」を行いました
2024.12.25
12月6日(金)、釈尊(お釈迦様)が悟りを開かれた日をご縁に、釈尊のみ教えを改めて聞思する機会として、成道会(じょうどうえ)を行いました。
(本来は12月8日ですが、本年度は日曜日にあたるため、6日(金)に執り行いました)。
今回の成道会には、光華小学校2年生と教職員が参列し、真宗宗歌や恩徳讃などの仏教讃歌の斉唱・勤行・焼香などを行いました。
法話では、阿部恵木理事長が「足るを知る」という言葉を取り上げ、「人間は必要以上のものを求めがちであるが、実際に必要なものは限られている」と話され、日常における満足感の大切さを伝えました。
例として回転寿司を挙げ、「回転寿司好きな人?」と尋ねると、多くの児童が手を挙げて盛り上がる一方で、「でも、お魚がずっと回っているけれど、本当にそんなにたくさん食べられるかな?」という問いかけに「もったいない」という声がたくさん上がりました。
児童たちは好きなお寿司について考えながら、自分たちの日常生活について真剣に見つめ直していました。
最後に理事長は、「人間は動物や植物の命を必要以上に奪いがちであるが、食事をみんなで楽しんだり、好きな食べ物を他人と分け合えることも人間ならではの姿である」と述べ、「足るを知る」ことで、自己の満足だけでなく他者の幸せにも貢献できる人間になってほしいと呼びかけられました。