第13回KOKAエコアワード表彰式を行いました
2022.12.22
12月14日(水)、本学園にて第13回KOKAエコアワード表彰式を行いました。
「KOKAエコアワード」は本学園創立70周年を記念して、2010年度より実施してきた学園行事です。
①エコアイデア部門、②標語・短歌(和歌)部門、③作文部門、④ポスター部門、⑤作品部門から構成され、エコに関する作品・アイデアの中から、優れた内容を表彰します。
エコアワードは、学園のエコ活動を多くの方と共有したいとの思いから、引き続き保護者(ご親戚・ご兄弟含む)や卒業生の方だけでなくお取引先様からも、エコ川柳(標語・短歌(和歌))を広く募集しております。さらに、今回はTEAM EXPO 2025*のご縁から、地域社会の活性化と人材の育成を目指すべく、第一生命保険株式会社様からご協力をいただきました。その結果、各校園・企業、団体様から1506点もの素晴らしい作品・アイデアがエントリーされ、下記の通り部門ごとに表彰しました。
これからも光華女子学園は、学齢に合わせた環境教育と環境活動を行い、地球環境に貢献していきます。
*本学はTEAM EXPO 2025の共創パートナーに登録されています。
受賞作品一覧
【① エコアイデア部門 児童・生徒・学生部門】
銅賞 「プラスチックゼロの日」
大学 キャリア形成学科3年 安原 佑莉菜/藤澤 愛菜
入選 「マイボトルでジュースをGet」
大学 キャリア形成学科3年 上田 杏奈/岡本 理奈/岡本 亜紗希/高科 絢菜
入選 「教科書の再利用ポスト」
大学 キャリア形成学科3年 勝木 友莉乃/加藤 陽佳/立入 晴菜
入選 「木屋太ンブラー」
大学 キャリア形成学科3年 中村 緋菜/照井 志保/飯田 優花
【② 標語・短歌(和歌)学生・生徒部門】
金賞 「京のまち 戻る賑わい 試される 景観壊さぬ 礼儀と美意識」
大学 心理学科4年 森川 奈央
第一生命特別賞 「地球は 生き物全ての シェアハウス」
中学校 3年 竹林 歩乃香
銀賞 「エコバッグ 自宅待機じゃ 意味がない」
高等学校 1年 足立 梨梨子
銅賞 「言いたくない 地球に昔 住んでたと」
中学校 3年 原田 詩音
入選 「できるだけ 食べて減らそう 食品ロス」
小学校 6年 西村 柚乃
入選 「里帰り 森林伐採 落ち着かない 私の故郷は 姿を変えた」
大学 キャリア形成学科1年 菊森 いつみ
【②標語・短歌(和歌)教職員部門】
金賞 「食材を 使い切ること 意識して いつのまにやら 料理上手に」
大学 キャリア形成学科教員 佐藤 嘉洋
第一生命特別賞 「まだ捨てぬ うちのオカンの 「取っておき!」 発想1つで ゴミを道具に」
高等学校 教員 間浦 幹浩
銀賞 「節電を 「我慢」ととらず 「くせ」とする」
小学校 教員 矢野 雅東
銅賞 「ウニのカラ 畑にまいて 肥料とす 次のいのちに つながる気持ち」
地域連携推進センター 職員
入選 「洋服を 繕いなおし 子につなぐ」
大学 キャリア形成学科コモンズ職員 藤原 佳那
入選 「空見上げ 燕帰りし 姿見て 約束するよ この地で待つと」
大学 キャリア形成学科教員 小野寺 かれん
入選 「思いやり 地球の声聴き 光華(効果)あり」
小学校 教員 原野 のり子
【②標語・短歌(和歌)卒業生・お取引先様その他部門】
金賞 「節電で 見えた夜空の 流星群」
第一生命株式会社 市瀬 健史 様
第一生命特別賞 「地球人 1日1エコ EARTHテキ」
京都市消防局 右京消防署 横田 実莉 様
銀賞 「エコバッグ 気付けば数が エコじゃない」
京都銀行 西京極支店 蔓 皓一朗 様
銅賞 「京野菜 勧めるお店を エコ贔屓」
みずほ証券株式会社 須賀 結加 様
入選 「空見上げ 一駅先へ ウォーキング」
株式会社ワークアカデミー 宮藤 英樹 様
入選 「ありがとう 包まなくても 伝わる気持ち」
株式会社ワークアカデミー 上井 彩希 様
入選 「ふと、気づく 日々の始末の 奥深さ いかすよ 明日も。 先人の知恵」
生活教養科卒業生 笹間 ゆかり 様
【③ 作文部門】
金賞 「配送車風力発電」
高等学校 2年 中村 玲於奈
銀賞 「サステナブルな未来への挑戦」
高等学校 1年 奥田 愛唯
銀賞 「地球の姿を届けて」
高等学校 2年 加藤 南花
銅賞 「サステナブルな未来の実現に向けて」
高等学校 1年 藤井 奈々
入選 「ファストファッションと環境問題」
大学 看護学科2年 橋本 穂香
入選 「主婦を越えろ ~地球にやさしく・財布にやさしく~」
大学 健康栄養学科2年 弥吉 萌乃
【④ポスター部門】
金賞 「守ろうきれいな海を」
小学校 6年 石浦 千聖
銀賞 「解け続ける 永久凍土」
高等学校 3年 宮本 真洸
銅賞 「旬のやさいをたべよう」
幼稚園 年長 小川 門土
入選 「STOP まだ使えるよ」
小学校 6年 山本 梨紗
入選 「ごみ削減、地球はもう限界です」
高等学校 3年 加藤 杏実
入選 「その手で すくえる」
高等学校 3年 大橋 美月
【⑤作品部門】
金賞 「SDGsゴミを分別しよう!!」
幼稚園 年長 奥田 結愛
銀賞 「再生キャンドル」
小学校 5年 掃部 真
銅賞 「きれいなしぜんをたいせつにしよう」
幼稚園 年長 山田 麗子
入選 「おしろのえんぴつたて」
幼稚園 年少 八木 静香
入選 「3Rで地球をまもろう!」
小学校 2年 藤井 杏梨
入選 「ボトルで海の中」
小学校 2年 北里 衣理佳
受賞された皆さん、誠におめでとうございます。
2022年度「成道会」を行いました
2022.12.15
12月8日(木)、釈尊(お釈迦様)が悟りを開かれた日をご縁に、釈尊のみ教えを改めて聞思する機会として、成道会(じょうどうえ)を行いました。
今回の成道会には、光華小学校2年生と教職員が参列し、真宗宗歌や恩徳讃などの仏教讃歌の斉唱・勤行・焼香などを行いました。
法話では、阿部恵木理事長が「善(ぜん)、良いこととはどんなことですか?」「悪(あく)、悪いこととはどんなことですか?」と問いかけ、「友達と仲良くする」「家のお手伝いをする」「悪口を言う」など児童たちからさまざまな意見が出ました。
人にはそれぞれ「我(が)」があり、善悪はそれぞれの「我」によって変わってしまうものです。私たちは善も悪もわかっていると思って生きていますが、親鸞聖人は「自分は善も悪もわかりません」と語られました。この不思議な考えを学んでいくのが光華での学びです。皆さん一緒に学んでいきましょうと呼びかけられました。
健康科学部医療福祉学科社会福祉専攻の学生がオレンジリボン運動を行いました
2022.11.29
11月9日(水)、オレンジリボン運動の一環として、健康科学部 医療福祉学科 社会福祉専攻1年生の有志の学生たちが、光華小学校5年生の児童を対象に、オレンジリボン運動の紹介とともに、子ども虐待をテーマに講義を行いました。
「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。(認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークのHPより抜粋https://www.orangeribbon.jp/)
本専攻ではオレンジリボン運動に力を入れて取り組んでおり、多くの学生が有志で活動に参加していま す。今回は児童が虐待についての正しい知識を習得し、虐待を予防したり、虐待を解決する方法を身に付けることを目的に学園内連携として開催いたしました。
講義は2クラスに分けて行われ、学生の質問に対し児童が思い思いに意見を発表したり、クイズではグループに分かれてディスカッションをしたり、児童も積極的に講義に参加していました。
講義後、児童からは「自分が嫌だと感じたことを意思表示することの大切さを知れた」「オレンジリボン運動を知ることができて良かった」といった声がありました。
また、11月18日(金)には同専攻1年生の別グループが京都四条河原町の交差点でチラシを配布し、オレンジリボン運動の周知を行いました。
多くの人が立ち止まって学生の話に耳を傾けていただき、150枚のチラシを配布することができました。
本学がオレンジリボン運動に参画したのは今年で2年目となります。これからもオレンジリボン運動の取り組みを広げ、子ども虐待のない社会を築くことを目指していきます。
第6回KOKA ENGLISH CONTESTを開催しました
2022.11.21
11月13日(日)、第6回KOKA ENGLISH CONTESTを開催しました。
本コンテストは株式会社わかさ生活、株式会社京都銀行、株式会社ECC、株式会社EdulinX、コアネット教育総合研究所、株式会社リクルート、株式会社LoiLo、京都新聞、京都府教育委員会、京都市教育委員会にご後援をいただき、学校法人光華女子学園が2017年度から開催しており、今回で6回目を迎えます。
英語を学ぶ子どもたちに、日頃の成果を発表する機会を提供することで、英語での表現力、コミュニケーション力を高めるとともに、英語を学ぶモチベーションの向上に寄与することを目的としています。
114名の応募の中から予選を突破し、本選に進んだのは幼稚園・保育園児から高校生まで27名。本学園からも小学生2名、中学生1名、高校生1名が参加しました。
今回は光風館講堂での開催で大きな舞台でのコンテストとなったため緊張した様子も見られましたが、日頃の学習とこのコンテストに向けて積み重ねてきた練習の成果を披露してくれました。
スピーチの部(D・E)は「SDGsの実現に向けて」のテーマを基に自己の意見や思いをまとめた原稿を作成し、発表する部門です。年々内容も深まり、各自、各学校での取り組みの成果が見られました。
同志社女子大学名誉教授 杉野 徹先生を講師にお招きした記念講演では、「英語って楽しいな」と題しご講演いただきました。音楽を用いて会場を巻き込んだご講演に参加者は笑顔で聞き入っていました。
今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、YouTubeによるオンライン生配信を行い、多くの方々にご覧いただくことができました。
【表彰結果】
◆暗唱の部A 幼稚園・保育園(年少)~幼稚園・保育園(年長)
金賞 畑 侑吏さん
銀賞 島本 龍さん
わかさ生活賞 松島 皐月さん
コアネット賞 津村 桃花さん
優秀賞 岡田 恭榎さん
◆暗唱の部B 小学校(1年生)~小学校(4年生)
金賞 入江 ヒカル 姫愛さん
銀賞 柳瀬 るんさん
京都銀行賞 岩田 ゆきさん
コアネット賞 岡本 佳奈さん
優秀賞 荘子 大祐さん
◆暗唱の部C 小学校(5年生)~中学校(3年生)
金賞 柳瀬 うるるさん
銀賞 鹿野 翔太さん
ECC賞 脇田 玲那さん
コアネット賞 山本 芽咲さん
光華賞 荒木 海寧さん
優秀賞 佐伯 咲太朗さん
◆スピーチの部D 小学校(3年生)~小学校(6年生)
金賞 渡邉 綾乃さん
銀賞 東 希々花さん
EdulinX賞 福西 慶人さん
コアネット賞 小林 史果さん
優秀賞 橋本 理子さん
◆スピーチの部E 中学校(1年生)~高等学校(3年生)
金賞 中村 禮仁さん
銀賞 中井 洋子さん
EdulinX賞 西本 実乃梨さん
コアネット賞 藤川 紗代さん
優秀賞 石田 哲彬さん
優秀賞 大槻 陽菜さん
真宗大谷派第26代ご門首 大谷 暢裕様が本学園にご来訪いただきました。
2022.11.18
10月31日(月)、真宗大谷派第26代ご門首 大谷 暢裕様とご門首夫人、内事部部長に光華女子学園をご訪問いただきました。
光華女子学園は、真宗大谷派(東本願寺)第24代ご門首夫人の故大谷智子裏方が、「仏教精神に基づく女子教育」を発願し、東本願寺をはじめ有縁の方々から物心両面の援助を受けて設立された学園です。
当日は各校園の授業の様子をご覧いただいた他、小学校、中学校の新棟「和順館」の施設のご紹介や本学学生・生徒7名との座談会が行われました。
まず、大学・短期大学部の授業では、リベラルアーツ教育科目である「仏教の人間観」をご覧いただきました。この科目は全ての学生の必修科目であり、仏教精神に基づく女子教育に取り組む本学にとって大切な授業です。その後は、看護学科、医療福祉学科 言語聴覚専攻、こども教育学科の授業にご案内し、「総合英語」「画像診断学演習」「保育内容(総合表現Ⅱ)」の様子をご覧いただきました。
幼稚園では、本園が力を入れて取り組んでいる英語教育・サークルタイム・絵本の読み語り・運動遊びを、小学校では新しくなったグラウンドでの体育や宗教の授業をご覧いただきました。
高等学校のイングリッシュコモンズではご門首から生徒に対し、授業で生徒がどのような発表をしているのかを英語でご質問されたり、化学の授業では生徒から実験内容についてご門首に説明させていただくなど、ご門首とお話させていただく機会もあり、生徒にとってとても貴重な体験となりました。
その後、高等学校の茶道部が呈茶を行い、座談会となりました。座談会では女子校・女子大学で学ぶ魅力や将来の目標などについてご質問いただき、学生・生徒からは、性役割に縛られず、さまざまなことにチャレンジできる、女子同士ならではの楽しさがあるなどの発言がありました。また、将来の目標に関しては、現在の学びや興味のある事柄を交えて、それぞれが自らの目指す姿を語りました。
今後も真宗大谷派学校連合会加盟校の一つとして建学の精神を大切にし、在校生をはじめ、同窓生や地域の皆さまにとって「ワクワク感漲る学園」となるよう、全力で取り組んでまいります。
2022年度「学園報恩講・追悼法要」を厳修しました
2022.11.10
11月7日(月)、本学園光風館講堂において学園報恩講・追悼法要を厳修しました。
学園報恩講は、宗祖親鸞聖人のご命日をご縁に、聖人の恩徳を感謝するとともに、聖人の御教えを改めて聞思する機会として、親鸞聖人によって開顕せられた浄土真宗の教えを建学の精神とする真宗大谷派関係校である本学園において、最も大切にしている宗教行事です。
親鸞聖人のご命日は11月28日ですが、その日は浄土真宗大谷派本山東本願寺で勤められている本山報恩講のご満座(最終日)にあたるため、本学園では、阿部恵水初代中学・高等学校校長のご命日である11月7日に繰り上げて、本学園関係物故者の追悼法要とともに執り行っています。
各校園から、園児・児童・生徒・学生、同窓会代表、教職員が参列し、園児から大学生までの代表による献灯、献花、焼香が厳かに行われました。
その後、速水 馨 先生(真宗大谷派 研修部 部長)による法話では、ご自身がインドのコルカタでマザー・テレサに会われ、「死を待つ人々の家」でボランティアをされた体験と、阿弥陀経の教えや親鸞聖人の教えを照らし合わせ、どのようなことでもまずは一歩前進することが大切であるとお話いただきました。
令和4年度 学園長賞表彰式を行いました
2022.10.19
10月11日(火)、令和4年度 学園長賞表彰式を行いました。
学園長賞は、本学園の在学生で、学業・文化・スポーツ等において特に優秀な成績を修められた方や、ボランティア活動等で地域に貢献などをされた方を表彰する制度です。
今回は、個人で8名、団体で4団体、特別表彰で1団体が表彰され、学園長から表彰状と記念品が贈られました。
学園長からは受賞者一人一人にあたたかい言葉が贈られ、また、受賞者からは今後に向けた力強い宣誓がありました。入賞者の皆さんのますますのご活躍を期待いたします。
防災訓練を実施しました
2022.09.20
8月22日(月)、教職員と防災サークル「Daisy」の学生を対象に防災訓練を実施しました。
防災訓練は毎年実施しており、大きな地震や火事が発生した際、キャンパスにいる学生生徒等を安全に避難誘導し、被害を最小限に抑えることを目的としています。
当日は、震度7の地震が発生したことを想定した避難訓練を行い、その後は右京消防署職員の方による消火訓練、救護活動訓練、防災・消防設備の専門業者である株式会社ヤマト商会様による避難器具体験を行いました。
教職員一人一人が防災訓練を通して学んだことを日頃から意識し、有事の際に適切な判断・行動ができるようにしてまいります。
2022年度「学園花まつり」を開催しました
2022.04.18
4月18日(月)、本学園において幼稚園から大学、大学院までの全設置校の各校園代表が一堂に会する「学園花まつり」を行いました。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模、内容を縮小し開催いたしました。そのため、各校園代表および一部の参加者以外の学生生徒等および教職員は、教室や事務室からオンライン配信の視聴による参加となりました。
この行事は、仏教をお開きになったお釈迦さまの誕生日を祝う会であり、お釈迦さまが深く問われた、「人生をいかに生きていくか」、「本当に歩むべき道は何か」を園児~学生はもとより教職員を含めて、今一度自分自身を見つめなおす機会として、本学園の創立当時から続けている大切な行事です。
本学園では、当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで、規模、内容を縮小し、中高バトントワラー部によるパレード、小学生が引く白象の行進、中高吹奏楽部・軽音楽部・コーラス部による讃歌を取り入れた音楽法要的な内容で行いました。また、真宗大谷派僧侶でアナウンサーの川村妙慶先生の法話では、じゃんけんを例に挙げて、グー、チョキ、パーのどれを出しても負けるときも勝つときもある、負けたからといって“もうだめだ”と決めつける必要はなく“今日はたまたまそんな日”“つぎ、がんばろう”と考えればよいとお話されました。そして、負けることや怒りの感情を持つことはいけないことではなく、人間は弱いけれど、仏さまがおられるから安心だ、と考えて、今日も一日私らしく生きていきましょう、と呼びかけられました。
当日は、中学・高校正面玄関にお釈迦さまの誕生仏をおまつりし、在校生が自由に甘茶を灌仏できるようにして、学園全体でお釈迦さまのご誕生をお祝いいたしました。
公開講座「認知症とフレイル予防」を開催しました
2022.03.28
3月21日(月)、本学にて公開講座「認知症とフレイル予防」を開催しました。
本学は健康創造キャンパスを目指し、昨年11月に、「光華もの忘れ・フレイルクリニック」を開院し、もの忘れ(認知症)やフレイル予防等により、地域の皆さまの心と健康に寄り添ったクリニック運営と医療福祉分野に有効な実践力・応用力を身に付けた人材養成の場を目指しております。
この講座は、健康科学部を擁する本学として、ご自身、ご家族の体力や気力の低下を感じておられる方、健康長寿にご関心のある方等に、日常生活を健やかに送るための心がけに生かしていただくことを目的として開催しました。
本講座は2部構成で行われ、第1部の基調講演では「認知症とフレイル予防」と題し、秋口一郎氏(康生会武田病院神経脳血管センター長、京都認知症総合センター顧問・支援研究所長、本学客員教授)にご講演いただきました。
講演では、フレイル※や認知症についてデータに基づき説明いただき、認知症リスクを減らすには健康的な食生活や適度な運動など、日々の生活習慣が重要であるとお話いただきました。
第2部では、上田敬太氏(本学健康科学部医療福祉学科教授、光華もの忘れ・フレイルクリニック院長)コーディネートのもと、「フレイルを予防し、健康寿命を延ばそう」と題したパネルディスカッションを行いました。
パネリストとして、秋口一郎氏、石川光紀氏(石川医院院長、内科・神経内科)、関道子氏(本学健康科学部医療福祉学科准教授、言語聴覚士)にご登壇いただき、症例を交えたフレイルの説明をはじめ、社会的フレイル・心理的フレイル、オーラルフレイルなどさまざまな視点からみるフレイルについてお話いただきました。お話の中では、大学や行政が行っている取り組み等もご紹介され、家庭や社会の中で自らに役割があることや生活の中に習慣化した行動があるとよいなど、フレイル予防につながるお話が展開されました。また、介護保険制度や介護者側に対するお話にも発展し、来聴いただいた皆さまも熱心にメモを取り聴き入っておられました。
本学は、今後もすべての人が健やかに暮らせる“Well-Being”な未来の実現を目指し、学生一人一人に、そして地域に寄り添い、社会の要請に応えてまいります。
※フレイル:健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のこと