光華女子学園

今月のことば

平成18年5月のことば
正定(しょうじょう)「八正道」

仏陀が悟りの内容としてお示しになった四つの真理(四聖諦(ししょうたい))のなか、心を集中するための修道方法として挙げられた「八正道(はっしょうどう)」の最後が、「正定」です。
身口意(しんくい)の三業を、正業・正語・正命の徳目として示された一々の戒を身に付けることによって調整すれば、おのずと健全な肉体と精神が得られます。その結果、至り着く正しい精神統一の状態のことを、正定と呼ばれるのです。
仏教の基本的な修道法は、まず戒によって身を修め、それによって物質的欲望を超越した正しい精神統一を獲得して、仏陀の悟りの内容である「無常・苦・無我」の智慧に至り着くというものです。この過程を、「戒・定・慧の三学(さんがく)」といいます。ただ三学は、直線的段階的なプロセスを指すのではなく、三者がつねに相即不離の関係にあると見るべきです。心身の調御と高度の精神統一によって、正しい智慧が身に備わるのです。(太)

過去のことば

2024年

5月
4月

2023年

10月
8月
7月

2022年

5月
1月

2021年

2020年

11月

2019年

8月

2018年

2017年

11月

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

11月

2010年

2009年

12月

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年

2000年

ページトップへ