正語(しょうご)
仏教は人間の行為を「 身(しん)・ 口(く)・ 意(い)の三 業(ごう)」に分類します。「口業」すなわち言語行為を 糾(ただ)す修道法が、「 八正道(はっしょうどう)」の三番目の「正語」です。「正語」とは、正しい言葉を語ることです。
仏陀が説かれた世俗の人々の守るべき十の戒め(十善戒)のうち、実に四つまでが言語行為に関わるものです。偽りを言うなかれ(不妄語)、ふざけたことばを言うなかれ( 不綺語(ふきご))、悪口を言うなかれ(不悪口)、仲たがいさせるようなことを言うなかれ( 不両舌(ふりょうぜつ))を実践することが、正語ということになるでしょう。
正しく語るためには、正しく聞くということが大前提になります。古来、仏道は「 聞法(もんぽう)」にはじまると言われてきましたが、真実を語る仏法に生き方を聞くとき、はじめて他に正しく語りかけることもまた、出来るのです。(太)
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