仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう) 「四弘誓願」
我々と一緒に仏道を歩むことを宣言された菩薩たちが、人間に約束された最後の誓願が、「必ずや一人残らず仏に成らしめる」という、成仏の保証であります。
人はいったんこの世に生を 享(う)ければ、必ず死ぬというのが、仏教の説く普遍的真理です。人間のみならず、生きとし生けるものはすべて、誰一人としてこの法則にもれるものはないのです。そしてこの世の生が尽きれば、安養の浄土といわれる、もはや二度と死の恐怖にさらされることのない、無上の世界に生まれることもまた、我々には約束されているのです。
いま、我々一人一人が、この菩薩の誓願に応え、主体的に生きる自信を回復して、虚心にこの世を生き切りたいものです。(太)
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