光華女子学園

今月のことば

平成22年11月のことば
しあわせは いつも自分のこころがきめる (相田みつを)

日々の生活の中で、「幸せ」を感じる時間はどのくらいあるでしょうか? 1日、1回ほど?それとも10回ほどでしょうか?人によって、また、おかれた環境によっても異なるでしょうが、幸せを感じる時間が多ければ多いほど、楽しい毎日を過ごせそうです。
さて、このことばには、2つの意味があるのではないかと思います。
1つ目は、普段、自分の周りに当たり前にある幸せに気づいているか、ということ。2つ目は幸せ、不幸せという価値観は自分の思い込みで生まれるということです。
1つ目の「当たり前にある幸せへの気づき」とは、今日も一日をつつがなく迎えられ る幸せ、朝ご飯がおいしいと感じる幸せ、おはようと挨拶を交わしてくださる人がいる 幸せ・・・と、幸せを数えていけばきりがありません。そして幸せを数えれば数える ほど、実は自分を取り囲む幸せがたくさんあるのだと、実感できるのだと思います。
2つ目の「幸せという価値観は自分の思い込みで生まれる」とは、具体例を挙げれば、 どんなに恵まれて幸せそうに見える人でも、本人が幸せだと思っていなければ、その人は 幸せではないということがあるでしょう。幸せとは、例えばお金に不自由しないことだ、容姿に恵まれていることだ、などという定義は、自らが作りあげた価値観です。その価値観に振り回され、今が幸せだと感じられないこともあるかもしれません。しかし、本当は、自分に都合のいい出来事も、悪い出来事も、すべての出来事が自分を本当の幸せへと教え導きたい仏さまのプレゼントなのではないでしょうか。相田みつをさんの「しあわせは いつも自分のこころがきめる」という言葉は、私には、「仏さまの、必ず私たちを一人も漏らさず幸せにしたい、せずにはいられない。」という心を知り、信じ、喜び、受け取った「自分の心」だと思えます。
同じ出来事を経験しても、感じ方は人それぞれです。そうであれば、仏さまに与えられている多くの幸せに気づけるよう、幸せセンサーの感度を上げて、楽しいことをたくさんキャッチしてみてはいかがでしょうか?(宗)

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