正精進(しょうしょうじん)「八正道」    
    
    				「精進」とは、我々の日常生活でも用いられる馴染(なじ)みのある言葉です。物事に精魂を込めて、ひたすら進むことを意味します。これが仏教の世界では、出家をして欲望に惑わされない宗教的な生活そのものを意味するようにもなり、ついには肉食(にくじき)をしないことも「精進」と呼ぶようになりました。肉食は欲望を増大させるだけで なく「殺生」につながるので、悪を遠ざけ善に近付く「廃悪修善(はいあくしゅぜん)」の修行のために、ひたすら精進するのです。
しかし親鸞聖人は、凡夫こそが仏の救済の対象であるという自覚に立って、凡夫のままの肉食妻帯(にくじきさいたい)生活を実践されました。真実の経典と仰がれた『大無量寿経』には、「和顔愛語(わげんあいご)」の言葉とともに「勇猛精進語(ゆみょうしょうじん)>にして志願倦(う)むことなし」の語があって、ここでは「精進」の語は一切の衆生を救うという仏の誓願成就に向けての固い決意を物語っています。これこそが「正精進」といえるでしょう。(太)		
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