光華女子学園

今月のことば

平成19年5月のことば
「人の一生は 人との出遇いの連続である」―南御堂掲示板から―

春、それは、人生の新たな第一歩を踏み出す季節です。また、多くの出遇いがある季節でもあります。
人の生涯には、さまざまな出遇いがあります。大きな出遇い、小さな出遇いの連続であります。人は、出遇いとともに成長し真の人間になっていくものであります。そうしたすべての出遇いが今の私を成り立たせてくれています。
その中には、たった一人の人との出遇いが人生にとって大きな意味をもつ、人生を根底から変えるようなことが時としてあります。
宗祖親鸞聖人は、二十九歳の時、師(よき人)法然上人と決定的な出遇いをされました。
「ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべし」ということばを感動をもって受け止められました。そのことにより、親鸞聖人に「念仏申さんとおもいたつこころ」が湧きおこったのでありました。この時の出遇いの感動と感謝のこころを憶念し、恩徳に励まされながら幾多の苦難を乗り越え人生をおくられました。
仏教とは出遇いの宗教であります。自己に出遇い、他者と出遇い、その一切を成り立たせている大きなはたらき(真実の教え)に出遇うことです。親鸞聖人が、よき人である法然上人と決定的な出遇いをされ、そのことを通して真実の教えに出遇われたように、私達もこれからの一つひとつの出遇いを大切にしていきたいと思います。毎日顔を合わせている人も改めて考えてみますと実は新鮮な出遇いの連続なのではないでしょうか。(宗)

過去のことば

2024年

5月
4月

2023年

10月
8月
7月

2022年

5月
1月

2021年

2020年

11月

2019年

8月

2018年

2017年

11月

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

11月

2010年

2009年

12月

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年

2000年

ページトップへ